Yさん(男性)の英語に関する体験談を教えていただきました!
サッカー好きが興じて英語好きになる
私は小さいころから野球好きでした。
毎日テレビで巨人の応援をして、日中は公園の壁にボールを投げていた事が物心ついてから最初の思い出です。
ただ、小学校では野球部は4年生以上の活動しかありませんでした。
とにかくスポーツがしたかった私は、3年生から入れた地域のサッカークラブに入部しました。
毎週末バスに乗って練習場へ向かい、1年間で2試合しか出場機会がありませんでした。
ですが、デビュー戦で1-4で負けはしたものの、こちらの得点は自分がドリブルで突破してシュートを決めたものです。ものすごく嬉しかった事を覚えています。
4年生になってから野球部に入部しましたが、楽しかったサッカーの事も好きになりました。
サッカーをして遊んだりサッカー中継を観ていたりして、たまたま観たイタリアのACミランの強さ、選手のカッコよさに衝撃を受けてハマってしまいました。

それからは、毎週のように海外サッカー中継を観ていました。
お小遣いをもらえるようになってからは海外サッカー雑誌を購読するようになりました。
そして、父親がビートルズのファンだったので自分もよく聴いていたのですが同じように大好きになりました。
それからはスポーツではメジャーリーグやアメリカNBAプロバスケットボール、ロックバンドもローリングストーンズやカーペンターズと、海外スポーツや洋楽、洋画に夢中になりました。
その結果、訳された情報でなく現地の情報を現地の言葉で直接知りたいと思うようになりました。
CNNニュースや英語のスポーツサイト、音楽サイトを観て雑誌も紀伊国屋へ行って現地の英語ビッシリの雑誌を買いました。全然翻訳できなくて頭がクラクラしていましたが現地の世界に少しでも触れた気分になり楽しかったです。
将来の目標は外国で住むこと、働くことになりました。
英語勉強の挫折
海外で生活する目標に向けて英語の勉強を始めてみました。英語のニュースを聴き雑誌を読んで多少は慣れたのかなと思っていました。
ところが単語ブックやCD付の教材を買って始めましたがもう何がなんだかわかりません。
「それならば」と、英会話スクールに行ってみて外国人と会話してみましたがあまり上達した実感がわきませんでした。
そんな中、TOEICという試験があるとの事で自分の英語がどれくらいの実力なのかなと思い受験してみました。リスニングもリーディングも訳がわからずあっという間に時間が過ぎて結果は440点。
ショックだったと同時にまだまだ英語が身になってないとわかっていたので、「やっぱりな」と納得の結果でした。
それからは自分に向いてないと思い英語の勉強を半ば諦めていました。
夢だったイタリア旅行の実現
ただ、海外サッカー好きは変わりませんでした。
大学時代に「これから社会人になったら実現できないだろうから、今の内に少しでも夢を実現させよう」と思い、アルバイトで貯めたお金で単身イタリア旅行を行いました。
家族旅行で中国や韓国は行ったことがありましたが、人種や建築物、気候、生活リズム等全てがアジアの国々とは全くの別世界。おとぎ話に入り込んだ気分になり感動しました。
スリや乱暴なことをされないか心配でしたが、現地の人は思ったより親切でした。そこらの人を呼び止めて単語帳を手に取って片言の英語やイタリア語でわからないことを尋ねても気軽に応じてくれました。
ただ、残念だったのは、本場のパスタやピザは自分の口には合わなかったです。
そして現地のサッカー観戦。
応援していたACミランは負けましたが、テレビで観ることしかできなかった熱狂的な雰囲気を生で味わうことができました。
夢の3泊4日間の旅でした。

TOEIC725点を取れた‼
イタリア旅行を経験して、現地で生活したい、働きたいという思いが沸々とわいてきました。
そして、再び勉強に取り組みました。
現地のニュースを観て、単語を覚えることやリスニングにおいても、わからなかったらわかるようになるまでとことんやり直して、早起きして勉強を毎日継続しました。
再びTOEICに挑戦してどれくらい成長したか知りたいと思い受験したら590点取れました。
これは自信になりもっと高得点を取りたいと思い更なる勉強に励みました。
3回目は650点、そして4回目に725点を取りました。
これは英語でアピールできるレベルと認定されているので嬉しかったです。
今まで色々なことに挑戦したけどパッとしなかった自分でも、努力の積み重ねで実現できることを経験してすごく自信になりました。
好きなことの為に努力すること
海外で働く為にワーキングホリデー等も考えましたが、結果として大学卒業後に就職をして一企業の社員として働いています。
ただ、あの頃の努力のお陰で、やればできる、そのためにとことんやるという意識が自分の中に根付いています。
仕事とは別に自分の中でこれはできるようになりたいと思うものを見つけると勉強し、英語とは全く関係ないですが宅建やFP2級の資格を取得しました。
会社でもそれなりのことができるようになりました。あの時の努力した経験があるから自分の身になっているのだと思います。
子供が2人いますが、努力の積み重ねは、何らかの形で必ず将来に活かされることを伝えていきたいと思います。
まとめ
「サッカー好き」がきっかけで始めた英語の勉強ですが、英語以外にも大切なことを気づかせてくれました。
- やればできる、そのためにとことんやる
- 努力の積み重ねは、何らかの形で必ず将来に活かされる
- 努力した経験が自信につながる
Yes, we can!
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