岐阜県在住、Tさん(40代、女性)から
英語にまつわる体験談をお話いただきました!
前向きに英語の勉強をスタート!のはずが・・・
私は小さい頃から、どのようなことでも興味を持てばすぐに挑戦し、
趣味と言えるまで深くのめりこむタイプでしたが英語は話せるようにはなれなかったんです。
私の学生時代の英語の授業では、日本人の先生が指導をしていました。
筆記が中心で、話すことや聞くことに特化はしていなかったと記憶しています。
そのせいでこの体験をするまで「英語を話すこと」がどのようなことなのか全くわかっておらず
簡単なことだと思い込んでいました。
英語を習いたい!と思ったきっかけはとても単純でした。
その頃好きだった英語圏のアーティストと
「いつか話したい!」というとても単純で子供じみた理由でした。
話せる機会があるのかないのか、それも気にせずに、いつか必ず話す機会はあるはずだ!と信じていました。
思い立ったらすぐ実行!しかしすぐに退会へ
思い立った私はすぐに英会話教室に見学に行くことにしました。まずは近場の英語教室です。
日本人の先生が経営している語学教室でした。
先生はとても優しく、他の生徒もとてもいい方ばかりでしたが、授業中も日本語での説明で、
主に書くことを中心に教えるやり方でした。
なかなか覚えられず、これ以上やっても上達しないと思い3カ月ほどでやめる決意をしました。
しかし今となっては後悔でしかありません。
その時点で、基本ができていない状態でやめる決意をしているということ、学校に通う以前に大事な心構えとやるべきことがあると気付けばよかったのだと・・・。
気持ち改め2つめの教室へ!有名なところなら大丈夫!?
当時の私は猪突猛進、すぐ次の行動、やらなければならない!と思っていたようです。
英会話教室を探していく中で
- 教師は外国人のみ
- CMもしているような有名な学校
ここなら必ず上達するはず!と、すぐに大手英会話教室へ申し込みをしました。
入学時点での私の英語力は最低ランクのレベル5。
具体的にそれは「会話の基礎をマスターするレベル」でした。
ほとんど話せない私がその評価はおかしいということがわかっていませんでした。
この先レッスン回数をこなすたびに無知であることを、何度も感じることとなります。
そして1年後、再び学校を辞めようと思いはじめるようになったのです。
だんだん英語がストレスに。心が折れてしまった体験
外国人講師とのレッスン
最初の3カ月ほどはテキストを使いながら、
英語のみで対応してくる外国人の先生のおかげで、聞いたこともない単語以外は何を言っているのかニュアンスがわかるようになりました。
ですが、少しずつ「会話をする」ということに不便が出始めます。
理由は、2つです。
- 英語の基礎をしっかりとわかっていなかったため
- 単語をまったく知らなかったため
単語だけで意味は伝わる。
ジェスチャーだけでわかってもらえる。
いろいろなサイトで海外の体験を見るとそう書いてありますが、
そもそも単語がわからなければ伝えられるはずがありません。
「私は昨日、買い物に行った」このような短い説明ならできましたが、
さてここから「では何を買いましたか?」と聞かれても、簡単な説明しかできないのです。
英会話教室では1度はそれで許されても、4カ月5カ月と経てば、もっと長く話すことを求められます。
仕事をしながらだから、と言い訳をしていましたが、
単語を覚える勉強をただ真剣にやっていなかった結果が、出始めた頃でした。
それでも私は、ここで外国人の方々と関わっていれば、いずれはもっと話せるようになるはずだと信じていました。何が足りないのかを気付かないまま。
バーでの出来事
それでも、1年が経つ頃にはランクもひとつ上がり、何とか簡単な会話ならばできるようになりました。
ただ、その頃から相手が言ったことに対してすぐに答えることが難しく、
少しずつストレスになっていることに気付きました。
なぜこんなに話せないのか。ストレスになるのか。悩み始めたのがこの頃でした。
ある日、英語教室で仲良くなった友人と、教室の近くにあったバーへ行きました。
そのバーには英語教室の教師たちも集まっており、私と友人はお酒を飲みなら先生たちとの会話も楽しみました。
最初はレッスン中と同じようにつたない会話しかできませんでしたが、
レッスン中じゃないというプレッシャーもなかったため、
とても楽しんでいましたし、お酒もすすみました。
どれくらいかの時間が経った頃、
話しをしていた先生が突然、びっくりした顔をしながら
「すごく話せているよ!今の君ならレベル2でも大丈夫!」
と英語で言ってきました。
言われた私もびっくりしました!
そのときは私が何をどのように話したのかを覚えていませんでしたが、先生に褒められたことで少し自信を取り戻しました。
しかしその翌日のレッスンのことです。
前日あれほど英語で会話ができたはずなのに、
レッスンが始まるとほとんど話せなくなっていました。
なぜ話せないのか、昨日はできたことがなぜできないのか。
まったく理解ができず、その日をきっかけに英語に対しての恐怖だけが増えていきました。
フリーレッスン
ほかにもこんな体験をしました。
ある日、レベル関係なくただいろんなことを話すレッスンがありました。
レベル2とレベル3の人がいる5人ほどのレッスンでした。
英語に対して恐怖心を持ってしまっていた私は案の定、まったく会話についていけず、
話をふられても話すことができず・・・。
ただ辛い時間となったのは言うまでもありません。
この日から、レッスンのポイント券を早く使い切ってしまいたいと思っている自分に気付きました。
できれば英語を話したくないのです。
レッスンに通うことが負担でしかなく、楽しくなくなっていました。
- やる気もなく、楽しくもないレッスンに通うことに意味があるのか?
- ポイント券がもったいないだけなのではないか?
そう思った私は、またここで猪突猛進、解約をすることに決めました。
挫折から学んだ考え方と行動
私が英語にストレスを感じてしまった理由はたったひとつでした。
自分自身に自信が持てなったことが最大の理由だったと思います。
自信など誰でも持てるものではありません。
ですが、失敗してもいい、恥ずかしいことじゃない、そう言い聞かすには、
その当時の私はまだ若すぎたのだと思います。
当時のことを後悔していますが、英語の勉強のために学校に通ったこと、やめてしまったことも今思えばいい経験だと思っています。
今の私が大きく変わったか、と言えば、ほぼ変わっていない気もしますが、
「好き」なことのために行動すること、ただし決断をするときには
一旦は止まって考えること。何事もはじめは自信がなくて当たり前という考え方。
英語の勉強をした経験がほんの少しだけ大人にしたことは間違いありません。
今でもその当時にならった英語のおかげで、相手が話している簡単な言葉はわかります。
ですが、その当時の苦手意識が消えず、もう一度習いたいとは思えず今に至ります。
まとめ
経験は自分の考えや行動を少しずつ変えていく。それが失敗であったとしても。
英語の勉強は一度挫折してしまいましたが、私はこれからもたくさんの「好き」と「興味がある」ことに出会えていくことを、とても楽しみにしています。
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