しかも、授業料がなんと無料なんだ。
University of the People(UoPeople / ピープル大学)とは?
University of the People(UoPeople / ピープル大学)とは、アメリカの遠隔教育認定委員会(DEAC)にも認定されている、非営利のオンライン大学です。
インターネット環境さえあれば、世界中どこにいても授業を受けることが可能です。現在では世界200以上の国と地域の学生が約30,000人が登録しています。
University of the Peopleで学び基準を満たしている学生は、世界の中でもトップクラスといえる「ニューヨーク大学」「カリフォルニア大学バークレー校」「エディンバラ大学」へ編入して学位を取得するというチャンスもあります。
そして、世界中の人々に対して財政的、地理的、政治的などの制約受けずに高等教育を受けられるように授業料が無料で提供されています。
University of the Peopleが提供しているプログラム
University of the Peopleでは4つのジャンル「経営管理」「コンピュータサイエンス」「健康科学」「教育」のプログラムが提供されています。
プログラムは一般教養と専門分野のコースで構成されており、各コースは9週間で完了します。
1コース、8つのユニット学習(週1回)とテストが実施され、
学習時間にすると約15~20時間/週程度が必要です。
各プログラムで取得できる学位とコース数は次の通りです。
- 経営管理
MBA :12コース
学士号 :40コース
準学士号 :20コース - コンピュータサイエンス
学士号 :40コース
準学士号 :20コース - 健康科学
学士号 :39コース
準学士号:20コース - 教育
修士号(M.Ed.):13または16コース
実は、
各プログラムの授業料は無料ですが、入学から学位を取得するまでに次の費用がかかります。
- 申請料(入学費用):60ドル
- 評価料(1コース) :100ドル
※修士号課程は200ドルになります。
プログラムによっては、テスト時に試験監督が必要な場合もあります。
監督の基準を満たす者(家族は不可)を自分で見つけるか、
試験監督代行サービスを利用すると、1コースあたり約10~30ドルが別途かかります。
経営管理
MBA(修士号)
ビジネスに関するスキルや知識、リーダーシップなど実用的なアプローチを学ぶことができます。
20~30人程度のクラスでディスカッションやチームでプロジェクトを実行したり、論文やケーススタディを分析してプレゼンテーションをする機会もあります。
- 学位を取得するためには12のコースを受講し36単位の取得が必要
- 最短で15か月で取得でき、最大5年間延長することが可能
- 費用は2,460ドル約25万円程度
学士号
ビジネスにおける問題の分析や、リーダーシップや起業家精神などを学びます。グローバルな視点を身につけ卒業後も社会で活躍できる知識とスキルを身につけることができます。
- 一般教養と専攻科目を合わせ120単位以上の取得が必要
- 費用は4,060ドルで約40万円
準学士号
約2年間で準学士号を取得するプログラムです。ビジネスにおける基本を学習することによってキャリアアップしたり、学士号を取得するための基礎部分を学ぶことができます。
- 一般教養と専攻科目を合わせて60単位以上取得が必要
- 費用は1,260ドル約13万円
コンピュータサイエンス
学士号
ITとコンピュータサイエンスの分野に関連する知識とスキルを身につけます。
具体的にはシステムの設計、開発、テスト、文書化に関する総合的な理解とプログラミング言語、実際にスキルを実装するための知識などを学びます。
- 4年間で40コース120単位の取得が必要
- 費用は4060ドルで約41万円
準学士号
コンピューターや情報技術の基礎となる数学や科学の原理原則を学び、設計や問題解決能力を身につけます。また、学士号の取得へつながる基礎を学ぶことができます。
- 2年間で12コース60単位が必要
- 費用は1,260ドル約13万円
健康科学
学士号
公衆衛生、ヘルスケア、生命倫理、メンタルヘルスなどの基礎知識から、
病気の予防、地域の健康、栄養、医療システムの仕組みについて学びます。
- 4年間39コース122単位の取得が必要
- 費用は3,960ドル約40万円
準学士号
健康と病気の社会的・生物学的原因の理解し、病気の予防と健康の増進に必要な知識な知識を学びます。
- 12コース60単位が必要
- 費用は1,260ドル約13万円
教育
修士号(M.Ed.)
教育カリキュラムや評価に関する深い知識を学びグローバル志向の教育者を輩出する目的で組まれています。公立および私立学校、コミュニティカレッジ、その他の教育環境で活躍することができます。
- 13コース39単位の取得が必要。
- 「小中学校教育」「中等教育(中学~高等学校に該当)」のいずれか選択
両方を取得したい場合は16コース、48単位が必要。
- 費用は13コース39単位の場合2,660ドル約27万円、16コースの場合は3,260ドル約33万円
学生のサポート体制
University of the Peopleでは学生の学位取得やキャリアアップのために様々なサポートがあります。
- プログラムアドバイス
- オンライン教室
- 管理ツール
- 図書館サービス
- キャリアサービスセンター
- インターンシップ
- メンターシッププログラム
- グローバル雇用ネットワーク
プログラムアドバイス
学習の過程でサポートと指導を行い、University of the Peopleとの連絡窓口の役割をしてくれます。
学習の開始時からパーソナルプログラムアドバイザーと連絡をとることによって、些細な質問などにも答えてくれたり、コース選択についても相談することが出来ます。
オンライン教室
University of the Peopleで学び始めると少人数の教室が設定されます。他の学生や教授とのコミュニティーを作ることができ、アイデアの共有や質問など、お互いに助け合いながら学習を進められます。
管理ツール
学生の学習をサポートするツールとしてポータルサイトが提供されます。
コースの登録や大学に関するすべての情報にアクセスでき、学生個人の学習の記録を残すこともできます。
図書館サービス
University of the People図書館およびリソースセンター(ULRC)では、質の高い独自の学術リソースにアクセスできます。その数は6,000万を超えます。
各コースを完了するために必要なテキスト、電子ジャーナル、コース資料など無制限にアクセスできます。
キャリアサービスセンター
ビジネスの世界に関連する重要なスキルを向上させるため、学位取得中および取得後のキャリアアドバイスを実施しています。卒業後もアクセス可能です。
- 就職活動スキル
- 面接テクニック
- ネットワーキングスキル
- 専攻分野でのキャリアプランニング
インターンシップ
国際的に認められた企業や組織が提供するさまざまなインターンシップをオンラインで実施しています。すべての学生が利用することができ、貴重な実務経験とネットワーキングの機会を得られます。
メンターシッププログラム
全体を通じて学生の学位取得をサポートシステムです。University of the Peopleのメンターとして活躍する専門家で構成され、学生個人や学習目標の達成を支援します。
グローバル雇用ネットワーク
世界中のトップ大学、企業、教員、194か国以上の学生が参加するコミュニティです。
オンライン教室を提供することにより、広範囲なネットワークを構築するのに役立ちます。
また、世界的に有名な企業とも提携しているので雇用機会が広がります。
University of the Peopleへ入学するには?
必要な英語能力
University of the Peopleの学位取得プログラムは申請から授業まで英語で行われるため
英語能力が必要です。
さらに、母国語が英語でない場合は次のいずれかの方法で英語能力を証明する必要があります。
- 教育の言語が英語であった教育機関の卒業証書/成績証明書
教育機関が英語に基づいていることを確認する教育機関からの文書が添付されている必要があります。 - 英語を話す大学で少なくとも30単位を完了したことを示す記録
学部課程の要件:C以上の平均成績
大学院プログラムの要件:B以上の平均成績 - 次の表のいずれかの資格を満たしていること
項目 | 学士号を目指す学生 | 修士号を目指す学生 |
Duolingo English Proficiency Test | 50 | 50 |
TOEFL PBT | 500 | 530 |
TOEFL iBT | 61 | 71 |
IELTS | 6.0 | 6.5 |
PET | 44 | 50 |
英検 | 準1級 | 準1級 |
CEFR | B-2 | B-2 |
上記の条件に満たない場合は英語の基礎コースである英語0101で学習するように登録され、このコースで一定以上の基準の成績を取得する必要があります。こちらは学部の単位には含まれません。
オンライン申請
入学試験はなく手続きもオンラインですべて完結が可能です。
- 名前、住所、生年月日などの基本情報
- 高校または学士号の名前、場所、および完了した日
- 英語能力を示すもの
- 入学申請料60ドル
オンライン申請フォームはこちらです。
入学時期
1年が5学期(Term)で構成されており各学期のタイミングで入学することが可能です。
詳しくはホームページから確認することができます。
学生の声
ここまで、University of the Peopleについてご紹介してきましたが
実際どんな感じ?
仕事しながら本当に学位を取得できるの?
と思われる方もいるかもしれません。
実際にUniversity of the Peopleで学ぶ学生さんの声を集めてみました。
最近ずっとこんな感じのギリギリスケジュールになってる😇
木曜夜:Learning Journal
金曜夜:力尽きて小休止
土曜夜:Reading Assignment
日曜夜:Reading Assignment
月曜夜:Discussion Assignment
火曜夜:Self Quiz & DA Reply & Written Assignment Assessment
水曜夜: Written Assignment #UoPeople— えんぴつ (@empitsu88) June 28, 2020
UoPeople のオリエンテーション、Unit1は終わった。オリエンテーションだから気楽だけど、すでにボリューム負けしそう。慣れるかなあ。。。#UoPeople #uopeople日本人学生
— まやまのりひと|会計士税理士向けプレゼン本今春発売 (@mahyan) May 29, 2020
UoPeopleの諸先輩方のツイートを見ていると、無料でオンラインの大学だからと言って絶対に舐めてはいけないってことはヒシヒシと感じる。
授業はネイティブと対等にやりあわなきゃいけないし、語学レベルはアカデミックレベルだし、当然授業内容も当然ガッツリ大学。#UoPeople— たぁー@社会人大学生・某CEOやらCTOやら (@ojisan_uopeople) April 16, 2020
想像以上に大変でも一生懸命、取り組んでいる学生さんが多いようです。
授業料が無料でもレベルの高い授業を受けられそうですね。
まとめ
University of the Peopleであれば100%オンラインで学位が取得できるので、
社会人になってからでも学習することができます。
ただし、オンライン学習で融通が利く分、自己管理能力は問われます。4年間で学士を取得する場合1日あたり4~5時間の学習が必要となるのでスケジュール管理が必須です。
また、費用が一般の大学と比べ、約10分の1程度とかなりお得になっています。
入学試験もないので自分のタイミングでチャレンジしやすいといえます。
留学せずに学位を取得したい方、キャリアアップを考えている方はぜひ検討してみてはどうでしょうか。
また、英語での授業に心配な方はオンライン英会話で慣れておいた方が良いと思います。僕だったら初心者向けのオンライン英会話ではなく『アクエス 英会話スクール』などカリキュラムがしっかりしていて強制的に勉強する環境にもなる英会話を試すと思います。
オンライン英会話も本気の人向けだと年間 数十万しますけど実店舗型より安いですし、会社辞めて留学するよりもオンライン英会話に投資して、オンライン留学する方がずっと安いと思います。
オンライン英会話をまとめているので良かったらご参考ください。
参考:お家時間を充実させよう!自宅でできるおすすめオンライン英会話を比較!
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