TOEICリスニングスコアを200上げた私の海外ドラマの視聴方法

Nさん(27歳、女性)
ご自身の勉強法を教えてくれました!

私の英語歴

私はごく普通の日本人の家庭に生まれ育ちましたが、子供の頃から社会人になった今でも、英語漬けの毎日を送っています。

英語人生のきっかけは、小学生の頃、近所の公文式で英語を習い始めたことでした。
その教室の先生は海外旅行が大好き

  • 現地の人とこんな話をした
  • こんなことが聞き取れなかった・話せなかった

と色々なお土産話をたくさんしてくれました。

私は現地のお土産を貰うよりも、先生のお土産話が大好きで、自分が勉強していることってこんなに活かせるんだ!といつもワクワクしていました。

中学生になると、授業以外の英語や海外にも興味を持ち始めて、洋楽や洋画にたくさん触れるようになっていきました。

そんな私の初めての海外渡航経験は、高校生の頃
アメリカで3週間の短期ホームステイプログラムでした。

映画やドラマではなく、初めて学校の先生以外の外国人とお話して、意思疎通できたことに大感動!

その後、大学でもオーストラリアのビジネスホテルで1か月間のインターンシップを経験しました。

高校生の時とは違う今度は、ホームステイだけでなく、実際に英語を使って働く経験です。

  • 同僚との雑談
  • 上司からの指示
  • お客さんとの会話

全てが英語。もちろん全て聞き取れるわけではありませんでしたが、現地で実際に使われているフレーズを知り、真似をすることで私はどんどんスピーキングが上達していきました。

帰国後も少しでも上達した英語を忘れないよう、より一層、海外ドラマや洋画にハマっていきました。日本にいても、毎日英語を耳にする生活を送っていました。

現地で意思の疎通はできるのに…?

そんな私の夢は、英語を使ったお仕事に就くこと!

就職活動では、やはりTOEICのスコアが求められました。いつも字幕でドラマや映画を観ているし、帰国後すぐになら耳も慣れていてリスニングはできるはず!対策もせずに自信満々で受験しました。

しかし、結果は惨敗…
全然聞き取れませんでした。

確かに、1か月の現地滞在で、耳も少しは慣れていたかもしれません。
ですが、よくよく考えると、上達していたのはほぼスピーキング

なぜなら、私が聞き取れない時は、相手がゆっくりと、何度も、簡単な言葉を使って、私に伝えようと頑張ってくれていたからです。そのことに気付いた私は、意気消沈してしまいました。

海外ドラマも映画も、無意識のうちに日本語字幕ばかり観てしまっていたのかも!
そう気づいた私は、試しに英語字幕で観てみました。

結果は、やはり理解できない…
そこで初めて、今までの自分の勉強の成果なんてこんなものだったのかとモチベーションを失ってしまい、一度TOEIC受験も、英語のお仕事も諦めてしまいました。

一旦挫折したけれど…

社会人になっても海外ドラマは大好きだったので、変わらずほぼ毎日観ていました。理解できないので、もちろん日本語の字幕付きで…

そんなある時、たまたまテレビの前を離れ、英語のセリフだけをぼんやりと聞いていたら、なんだかいつもより聴きとれることに気付きました。

理由は簡単でした。
ドラマや映画は、映像や字幕に注意がそれてしまうので、音に集中していなかったんです。

それが分かった私は、音に集中すれば、大好きな海外ドラマをいつか聞き取れるようになるかもしれないと!また希望を持てました。

そこで私は、何度も観ていてストーリーやセリフを知っている海外ドラマを、毎日聴き流すことにしました。

家事をしながら、音だけぼんやりと聞いていると、字幕がないのに不思議と頭にシーンが浮かびます。海外ドラマのフレーズや単語は、大体いつも似ているとこに気付きました。
試しに観たことのないドラマも聴き流してみると、自分が結構聴きとれていることに気付いたのです。

聴きとれている!という自信がつき、
1年程スキマ時間の海外ドラマの聴き流し勉強法を楽しんで実践できていました。

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挫折から立ち直った結果は…

リスニングに少し自信がもてるようになった私は、もう一度TOEICを受験することに決めました。

TOEICでのリスニングは、いつも同じ展開や同じフレーズだと対策本で読んだことを思い出し、よく出てくる単語やフレーズを覚えて対策をしました。

そして何度か受験をしましたが、結果的に最初のスコアから、
リスニングは200も上げることができました!

そこから私はモチベーションを取り戻し、
今度こそ英語を使って働きたい!と転職を決め、貿易事務のお仕事に就くことができました。

まとめ

私が一度、英語を諦めてしまった理由は、一度目のTOEICで惨敗したことではありません。

大好きで何回も観ている海外ドラマを、日本語字幕なしでは理解できていない事実が、ショックだったのです。
ですが、ドラマや映画は聴きとることだけが全てではありません。俳優さんの表情、背景、ストーリーからも、私達は色々な情報を無意識のうちに受け取っています。

音だけに集中しているわけではないので、海外ドラマが聴き取れないからといって、リスニング力が無いかと言われたら、そうではないと分かりました。

それが分かったことで、私はモチベーションを取り戻し、TOEICの勉強も本腰を入れて取り組むことができました。

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