mayukoさん(フリーター、女性)
英語を話せるようになった
ご自身の体験談を教えてくれました!
頭ではわかっているのに口から出ない…後悔ばかりの日々
私は学生時代から、英語は得意科目で、自信がある方でした。
リーディングとライティングは少し難しい内容であってもなんとかなるし、リスニングに関しても普通の速さで話しているものであれば理解できる程度です。
特別困ることはありませんでした。
しかし、スピーキングに関しては別です。
学生時代も、大人になってからも、海外の方を目の前にすると途端に緊張し、うまく伝えようと思うあまり考えすぎてしまって、思うように話せませんでした。
そしてあとから
- こうやって言えばよかった…
- 今ならあの表現思い浮かぶのに…
などと後悔をするのです。
これを繰り返すというのがいつもの私のパターンでした。
大チャンス到来!
そんな私は、大学を卒業してから数年後のある時、外国人観光客がとても多い地域の飲食店で仕事をすることになりました。お客様の三分の一程度は海外のお客様だったので、毎日たくさんの海外の方とお話しする機会ができたのです。
私は英会話が苦手でしたが、
「海外の方と話したい」という気持ちはとても強かったので、これを機にたくさんお話しするぞ!と意気込みました。しかし、やはり初めは動揺してしまって単語でしか話せない日々が続きました。
そんな時、「英語は全然話せない」と言っていた先輩が、単語だけを繋げてとっても楽しそうに海外の方とお話ししている姿を見かけました。
確かに流暢とはいえない英語をでしたが、それでも双方笑顔で素敵にコミュニケーションをとっている様子がとても印象的でした。
その様子にはっとさせられ、完成度を気にし過ぎず、単語繋ぎでもいいからとにかく自信を持って話してみようと思えたのです。
せっかくのチャンスを生かしたい!
完成度は重要ではないと気付いてからは、あまり考え過ぎず、思いついたままの形で言葉を発するようにしました。すると、考え過ぎて自信のなかった時よりも、案外うまくコミュニケーションが取れることがわかりました。
コミュニケーションが前より円滑に取れるようになり、自信がついてからは「言葉の意味を伝えられるだけではなくて、少し細かいニュアンスにもこだわっていけるのではないか」という気持ちが生まれました。
そこで、シチュエーションを具体的に想定し、
- こういうときはどういう表現をすれば良いのか
→ 売り切れてしまった商品について、より丁寧に伝えられる表現
→ お客様を誘導する表現の仕方
自分なりに調べたり、英語が話せる友達に聞いたりするようにしたのです。
調べたり尋ねたりして得た知識を使って、一日一つは成長したところを作ろうと思いながら英語を話すように心がけました。
例えば
- 今日は発音を意識して話してみる!
- 今日はできるだけ長めの文章を使って話してみる!
など目標を立てました。
また、「さっきこう言えばよかった!」ということがあった場合には、次のお客様にその表現で接客できるようにし、その日のうちにその表現をマスターできるように意識しました。
そうして積極的に英語を使って接客していく中で、値段を言うときの口語表現(980円はnine hundred eightyではなくnine eightyということが多いこと)や、より自然な同義表現などを学ぶこともできました。
たくさんのお客様のおかげで大成長!
時にはうまく伝えることができないで困ることもありましたが、海外のお客様たちは、私がどれだけたどたどしい英語で話しても、いつも丁寧に耳を傾けて、笑顔で返してくださいました。
そのおかげで、うまく伝えられなかったときにも落ち着いて別の表現を用いた伝え方を考えることができました。
こうして毎日海外のお客様との短い会話を繰り返すこと数ヶ月
以前は外国人と話をするとなると動揺して言葉が出なかった私が、今では海外のお客様とお話しするのは私の密かな楽しみとなりつつあります。
この体験を通して、母国語以外の言葉で会話できるようになるためには、知識のインプットだけではなく、インプットとアウトプットを交互に繰り返すことが大変効果的なのだということが身をもって感じられました。
また、これまで私は「完璧な表現をしなければ思っていることが伝わらないからよくない」というように考えていましたが、不完全でも自信を持って知っている単語を繋げて話すことで素敵なコミュニケーションが図れるのだということに気がつきました。
英会話上達の観点から見ても、会話のキャッチボールをたくさんすることが上達への一歩なのではないかと思います。
まとめ
- 仕事での外国人のお客様との会話
- 自己学習
これを繰り返すことで、私の英会話能力は上がったのではないかと感じています。
この私の経験から言えることは、英語のスピーキング能力を上げたい場合には
- 勇気と自信持ってたくさん英語話者の方とお話しすること
- 表現に関する知識のインプットとアウトプット(実戦)を繰り返すこと
これが効果的であるということです。
英会話能力が向上したとはいえ、私はまだまだ自分の言いたいことを言いたいままに伝えきることができないことがあるので、表現の幅を広げるべく、引き続きたくさん練習していきたいと思っています。
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