仕事で通じるだけが英語じゃない。体調不良で死ぬ程恥ずかしい思い出

本日は誰にでもあるかもしれない、海外での体調不良による困難を経験した

神奈川県在住、らてさん(30代女性)の体験談です!

専門用語の多い会社で英語が出来ると勘違い!

学生時代は部活動ばかりで、英語はというと大学受験以来すっかりご無沙汰になっていた私。

英語に対するなんとなくの憧れはあったものの、特に必要性を感じることもありませんでした。
まじめに英語の勉強を再開したのは大学を卒業して就職してからです。

就職先は海外とのやり取りを頻繁に行う会社でした。

日々のメールでのやり取り、テレカン(TVを使った電話会議)もありますが、英語がある程度出来れば出張に行かせてもらう事も出来ます。

私は「外国に行きたい!」という単純で不純な動機で、久しぶりに参考書を開きました。

受験英語以降しばらく離れてしまっていましたが、英語の勉強はもともと嫌いではありませんでした。

それに、仕事で使う英語は特殊な専門用語が多かったこともありその意味さえ理解できていれば、あとは簡単なコミュニケーションさえ交わせる英語力を身につければ、流暢に話せなくても最低限の意思疎通はできました。

なので、早い段階で念願の海外出張を任せてもらえるようになりました。

出張へは英語の堪能な先輩が毎回一緒ですし、専門用語の概念さえ理解しておけばそこまで困らなかったので、自分自身もそれで満足していました。

もちろん英語を母国語として話す方々と会話をすると、発音が聞き取れなかったり、語彙力がなくて困る事はありました。

しかし、アジア、ヨーロッパなど第二言語で英語を使う方々であれば、相手もそれぞれ国の訛りがある英語をゆっくり話しますし、語彙力もお互いにそこまで多くないので、完璧に話す必要はないという油断もしていました。

ミャンマーでの体調不良が運のツキ

2年目のある日、ミャンマーへの2週間の出張が決まりました。

東南アジアの雰囲気を気に入っていた事もあり、意気揚々とミャンマーへ出発。

到着初日から現地の方々と英語でやり取りをし、問題なく業務をこなしていました。
自分自身も「ワタシ、英語出来るじゃん♪」と鼻高々でバリバリ働いていました。

そんな状況が一変したのは3日目の朝のことです。

大学でも部活をやっていたため健康だけが取り柄の私でしたが、その日は朝から原因不明の体調不良に。

気持ちが悪く、腹痛もあり、吐き気や下痢でトイレから出る事も出来なくなりました。

幸い、その時一緒に働いていたミャンマー人は医療資格のある人でした。
先輩に助けを求めてそのミャンマー人に部屋に来てもらいました。

そのとき、体調不良と同じくらいの衝撃を受けることになりました。

助けて欲しいのに症状を説明できない、、、

部屋に来てくれたミャンマー人から英語で、「どこが調子悪い?」と聞かれた私。
「朝からお腹が痛くて痛くて、、、」と症状を頭の中で英語に変換しつつ説明していたら・・・

ヤバい、、、「吐き気」とか「下痢」って英語でなんて言うの?
全く分かりません。でも、なんとか伝えないと辛すぎてどうしようもない。
どうしたらいいの!!!と泣きたい気持ちでした。

体調が悪いのに加えてプチパニックです。

とりあえず知ってる単語を使ってまず説明してみました。

心配そうに頷いているミャンマー人の同僚でしたが、「吐き気」とか「下痢」がやっぱり伝えられない。「どこが悪いの?」心配そうに聞いてくれるのがまた辛い。

冷静な思考力なんて全くない状態・・・恥ずかしい気持ちは当然あります。

ですが、背に腹は代えられません。

幸い、先輩は業務に戻っていてこの場にはいません。
結局、身振り手振りに効果音を交えてなんとか伝えてみました。

腹痛は伝えられますが
「吐く」とか「I … I am? I have … ゲーゲー」と口を開けて手のひらをクルッ、クルッと口から広げるようにジェスチャーしました。

「吐く」はなんとか伝える事ができました。
そして、こっちを説明するのが辛い。

もう腹をくくって「When I go to toilet」と言って、お尻に手を当てながら「ビチョビチョ」と口で言いながら説明しました。(汚くてごめんなさい汗)

幸い、それでミャンマー人の同僚はそれで理解してくれ、食中毒の疑いもあるため総合病院に連れて行かれました。

もう一度説明する機会があったので、その前に必死に辞書で調べ、吐き気は「vomiting」下痢は「diarrhea」だとやっとのことで英語を使って説明したところ、薬を処方してもらえました。

その薬を飲んで1日休んだら、翌日には体調は戻りました。

でも、あの日、自分があんなに汚い表現をして症状を伝えた事を今思い出してみても、恥ずかしい気持ちでいっぱいになります。

彼女はひょうひょうとしていて、日本人の私が恥ずかしい表現をしたとは思っていないようです。
幸い上司もいなかったので済んだものの穴があったら入りたいですし、今でも記憶から消し去りたい思い出です。

今まで仕事上で英語のコミュニケーションが最低限取れていれば問題ないと思っていました。でも、生きていく上で必要な言葉は違うんだということを嫌というほど思い知らされました。

とは言え、外国人の友人に聞くのも恥ずかしいので、思いついた単語を隠れながらネットで調べて忘れないように頭の中で暗唱しています。

いつ使うのか定かではないですが、もうあんな思いはしたくないという反省から人知れず私がしている努力です。

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まとめ

  • 仕事英語と生活英語は全然違う
  • 仕事英語ができれば仕事はできるけど生活力は不足する危険大!
  • もしものために生活、健康に関する英語も知る努力を続けよう

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