最近は昔に比べ、海外へ行くハードルが低くなりました。
子連れでの海外旅行が増えた一方、しっかりと準備しないと現地では予測していなかったトラブルが付きものです。
せっかくの旅行なので、いざという時にサッとトラブル対応出来るように、事前に準備しておくべきものや知っておくべきこと、子連れの海外旅行で覚えておくと便利な単語やフレーズを紹介します。
出発する前に事前準備を怠らない!
パスポートの取得
大人はもちろんですが、たとえ0才児であっても、海外に行くにはパスポートが必要となります。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本または抄本
- 住民票の写し
- 写真1枚
- 身元確認書類
写真は6ヶ月以内に撮影されたもので、サイズが縦45mmx横35mm、顔の部分の大きさが縦32~36mmの無背景のものでなければいけません。
赤ちゃんの場合は、自宅で白無地のシーツを敷き、寝かせた状態で上から撮影するのがオススメです。
その際は、帽子のように顔が隠れるものは外しましょう。指しゃぶりや笑顔の写真もNGです。
また、パスポートを受け取る際は、本人が同行する必要があります。
赤ちゃんや子供でも例外ではないので、必ず連れて行くようにしましょう!
赤ちゃんがいる場合の持ち物
海外では、日本と品質基準が異なる場合があるので、赤ちゃんのものは普段から使い慣れたものを持参するほうがベターです。
- ミルクや飲み物
- オムツ・おしりふき
- おやつ
- スプーン・フォーク
- 水筒や粉ミルク用のお湯
- 保湿剤
- 抱っこひも
赤ちゃんが口にするものや、直接肌に触れるものはなるべく現地調達は避け持参するようにしましょう。普段と違うものを使い、肌荒れなどを起こすと厄介です。
その他に、フライトの際におしゃぶりや飲み物を持参しておくと、耳抜き対策として便利ですよ。
また、母子健康手帳のコピーも必ず持っていきましょう。万が一、病院にかかる場合に予防接種の状態や、出生記録があるとスムーズに対応してもらえます。
子連れで海外旅行!覚えておくべき単語・フレーズ
忘れ物をしたり、何かを借りたい時に、間違った英語を使うとうまく伝わりません。
子連れの場合によく使う単語・フレーズは、事前に覚えておくことをオススメします。
フライト編
Could I have a ~ , Please. (〜をください。)と組み合わせて使いましょう。
- blanket(毛布やひざ掛け)
赤ちゃんや子供の体温調節、または授乳の際に必要となる場合があります。
- plastic bag(ビニール袋)
子供が服を汚してしまった時や、ゴミが出た時に必要となる場合があります。
- hand towel(おしぼり)
飲食の前だけでなく、物をこぼした際に必要となる場合があります。
- bassinet(機内専用のベビーベッド)
予約をしておいても持ってきてもらえない場合もあるので、自分から声をかける必要があります。
空港編
アメリカなどに食品を持ち込む場合、税関申告書に英語で記載しなければいけない場合があります。
急に英語で書け!と言われても難しいのでこちらも事前に、メモを用意しておくなどすると便利です!
- baby formula (粉ミルク)
- baby food (離乳食)
- snacks (お菓子)
- barley tea (麦茶)
その他、肉エキスが使われている離乳食やお菓子、開封済みの粉ミルクは持ち込む事が出来ません。(ただし、小分けにした粉ミルクなどは機内で使い切れば問題なし)
娯楽施設・レストラン編
娯楽施設やレストランを利用する際に、覚えておくと役に立つ単語やフレーズです。
- Do children have to pay? 「何歳から有料ですか?」
- How much do children have to pay? 「子どもの料金はいくらですか?」
- I’m looking for a nursing room. 「授乳室を探しています。」
- Which restroom has a switchboard for diaper? 「おむつの交換台があるのはどのトイレですか?」
わからないことは、調べるよりも聞いてしまうほうが早く解決します。
最初は、話しかけるのに勇気が必要かと思いますが、より多くの時間を楽しむためには、積極的に話しかけてみましょう!
航空会社などで赤ちゃんのことをbaby以外にもinfantと書かれていることもあります。
infantは~乳幼児(2歳児くらいまで)の子供を表します。
- Do you have a chair for babies? 「ベビーチェアはありますか?」
- Do you have a kids’ menu? 「子ども用のメニューはありますか?」
- Could we have a small plate for him/her? 「この子に小皿をもらえますか?」
- Are there open booths? 「ボックス席、あいていますか」
- We would like a table with enough room for a stroller. 「ベビーカーの置けるスペースがあるテーブルがよいのですが。」
レストランを選ぶ際は、お店の雰囲気をよく見て、カジュアルでファミリーサービスの充実してそうなお店を見つけるのも重要です。
ベビーカーは和製英語となり、海外では通じません。アメリカ英語ではstroller 、イギリス英語ではbaggyとなるので注意しましょう。
言われないと知らない!海外旅行で困ること
日本では当たり前のことも、海外では勝手が違い、行って初めて気付く事がいっぱいあります。
ホテルのアメニティ
- 歯ブラシ・歯磨き粉
国によっては、アメニティに大人用の歯ブラシや歯磨き粉が付いていないことも多く、子供用はもちろん付いていません。
現地調達も可能ですが、歯磨き粉は特に選ぶのが難しいので、持参するのをオススメします。
- シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ
こちらも、海外ではあまり充実していないアメニティとなります。
特に肌が弱い子供などには、持参するのを忘れないようにしましょう。
- スリッパ
海外では、室内でも靴を脱ぐ習慣がありません。
しかし、ずっと靴のままではくつろげませんよね。なので、ホテル用に100均などでスリッパを買って持参するのがオススメです。
100均で買ったものであれば、帰りはホテルに捨てて帰ってくることもできますよ!
事前にどんなアメニティがあるかを確認したい場合、
- Could we know what amenities do you have, please?
「どんなアメニティがあるか教えてくれますか?」
とホテルに聞いてみましょう!
海外のトイレ事情
初めて行ってびっくりするのが、海外のトイレです。
日本ではトイレは綺麗なのが当たり前ですが、海外からしてみると「日本のトイレは世界一」なのだそうですよ。
海外旅行にいったおよそ9割の日本人が、トイレで困ったことがあるという結果も出ています。
- トイレがとにかく汚い
便器の中に前の人の汚物が残っていたり、トイレットペーパーが流せなかったり、壁や扉がない、便座がないという状況もまれにあるようです。
特に、コンビニやスーパーなどのトイレはこういった確率が高く、ホテルやレストラン、美術館などで早めにトイレ休憩を挟んでおくのがオススメです。
- トイレのサイズ感の違い
海外のトイレは日本に比べ、便座が高くU字便座の隙間部分が広くなっています。
大人ならなんとかなりますが、小さい子供の場合は便座に直接座ってしまうことになりかねません!
便座に対して横向きに座らせるなど、工夫が必要となります。
- トイレットペーパーが付いていない
海外ではトイレットペーパーがない場合があります。
ウェットティッシュや携帯ウォシュレットなどを持参しておきましょう。
まとめ
- 日本と海外の違いを知っておく
- 急なトラブルに対応できるように単語・フレーズを覚えておく
- 事前準備で対策しておくと安心
特に子供がいる場合は、思いもしなかった問題が起こることもあるから、慎重にね。