今回は岐阜県にお住い、美容師のSaoriさんに英語の体験談をお寄せいただきました。
英語は必要なの?
私には小学生、幼稚園児の子供がいます、今の小学校では英語の勉強は必須で幼稚園でも外国の先生が来て英語の勉強をしていますが、子供に「英語って勉強する意味あるの?」と聞かれた時私が実際体験したことを話しました。
私も学生の頃は日本語は生活していく上で必ず必要な母国語ですが、英語は話せなくても生きていける言語。
- いつ何に必要何だろう?
- 何のために英語を勉強するのか?
- 海外行く予定がなければ特にいらないだろう
と思い、テストで点数取れる程度にしか勉強しませんでした。親に進められて何となく英検を受けたりもしましたが テストまで、検定まで、と頑張って勉強はしました。ですが、日常的に使うことのない英語を試験が終わるとスッカリ忘れていきました。
その後、美容師になりたかった私は美容学校卒業後県内の美容院に就職しました。そして、もっと技術を身につけたいと願った私は全国チェーンの美容院に転職しました。
最初はアシスタントとして業務に入り、やはり特に英語は必要なく過ごしました。
まだこの頃は英語を話したい、もっと勉強していれば、なんて思うことはありませんでした。
就職して2年やっと念願のスタイリストになりました。
ここで初めて問題が起こりました。
お客様が外国人!そして海外研修!
来店されたお客様がほとんど日本語が話せない外国人だったのです。
正直、その時私は 「日本に来るのなら日本語勉強してから来てよ!」と思ってしまったのです。
その後自分が同じ目に合うことは知らずに…。
外国人のお客様はほとんどというより 全く日本語がわかりませんでした。私はもちろん、スタッフにも英語を話せる人はいません。
どうしたらいいかスタッフみんなで悩みました。悩んだところで解決するわけなく、誰一人としてインターネットで調べるという今なら当たり前のことにも気づきませんでした。
外国人のお客様はすごく気まずそうな顔をして、帰ろうとしました。
その時、産休中のスタッフで海外留学の経験があり、英語が話せる人がたまたま髪を切りに来ていました。彼女が通訳をしてくれることで事なきを得ましたが、彼女の淡々と通訳をする姿に安心した顔をしているお客様を見て、本来のサービス業とはこういうものなのかと思いました。
外国人のお客様が日本語を話せないと知った時、ちょっとでも「なぜ日本語を勉強してから日本に来ないのか」と思った自分が恥ずかしくなりました。しかし、全く危機感のない私はそう思っても本業(美容師)の勉強が精一杯で英語の勉強をしようとは思いませんでした。
それから半年後、私は会社の海外研修に誘われました。技術を身につけるには絶対に行ったほうがいい研修。しかしそこで気になったのは英語。やはり勉強するべきだったのか、でももう遅い。そんな時間はありません。
一緒に行く先輩に「ガイドさんもいるし2週間の研修だから自由時間もそんなにないし大丈夫だよ。」と言われた言葉を鵜呑みにしていざイタリアへ!
確かに研修には通訳の方がついて特に問題はありませんでした。
最終日、少し時間があるからとご飯を食べに行きました。しかし、英語のメニューが読めず食事の注文すらできない私。その後、トイレに行きたいと思ってお店の人に聞きました。
トイレはいくら何でも英語だろうと思って「トイレ、トイレ、どこ?」と聞くと店員さんは嫌な顔。あとあと、”Toilet”は”便器”のことで英語で言うなら”Bathroom”、私たちが普段使っているあの”トイレ”は和製英語だったんですね。すごく恥ずかしかったです。研修から帰ってもみんなにネタにされて恥ずかしいです。
それ以外にもペットボトル(Plastic Bottle)もリュックサック(Backpack)も和製英語なんだと通訳さんから教わりました。
私はその時始めて
- 今まで英語だと思って使っていた言葉が英語では違う意味になること
- もしかしたら相手を不快な思いをさせるかもしれないということ
そのことを初めて知り、無知な自分が怖くなりました。
イタリアに行くのに、海外に行くのに、少しくらい勉強していけば良かったのに、後悔ばかりで帰国しました。
さすがに今回は帰ったら英語勉強しようと思い帰国したのですが、研修が帰った後、妊娠している事がわかりました。
また、その妊娠を理由に英語の勉強はできないまま出産、子育て、仕事復帰。そして出産、子育てを繰り返し 気付いたらいい年になってしまいました。
子供は小学生になり、幼稚園から英語の勉強をしている子供は当然私より英語が話せます。「ママこれわかる?」と問題を出してくる子供に答えられない私。最近少しでも話せるようになりたいと思い、英語学習方法を調べだしました。
一番わかりやすい勉強方法は?
最近、日本で生活する外国人が増えてきました。海外に行く予定がなくても日本で生活する中でも英語を話せると助かることが多くなったように感じます。
いざ英語の勉強をしようと思った時にいろいろな教室、教材があり 何がわかりやすく一番頭に入る方法か、どんな方法なのか、非常に悩むところです。勉強が苦手な私はどの方法が良いのかいまだにわからずにいます。
そもそも勉強から何十年も遠ざかっている私に今さら英語が話せるようになるのか。若い頃のようには頭に入らないのではないか。勉強しようと思ってもいざやろうとすると常にマイナス思考になります。なかなか勉強をして話せるようになった自分を想像できません。何とかなるだろうと思っていた10代20代とは違い今は何をするにも躊躇してしまいます。
致命的だったのは子供と英語教室の体験に行った時。「発音を真似してください」と私に言われて私は馴染みのない英語発音を恥ずかしいと思ってしまったのです。何でも素直に真似をできた子供の頃と違い、今の私は発音の真似をすることすら出来なかったのです。
英語の発音は恥ずかしいものではないし当然英語を話せたらかっこいい。話せるようになるためには発音口の動き、本気で勉強するなら恥ずかしいなんて気持ち無くさなければいけません。
いつかそんな気持ちがなくなり、子育てに落ち着いた時自分のこれからのスキルとして英語の勉強をしたいと思います。外国人に話しかけられてもおどおどすることなく堂々と話せるように。
それまでに自分にあった英語の勉強方法を探したいと思います。
まとめ
- 英検やテストなど英語は試験に合格するためだけにしか勉強しておらず、その必要性も感じていなかった
- 外国のお客様に接客できずイヤな思いをさせて帰らせてしまいそうになったり、自分が海外に行っても英語ができないことで嫌な思いをしてしまった
- 英語の勉強をする機会をどんどん無くしてしまい、発音をマネすることすら恥ずかしくなってしまった
- 恥ずかしい気持ちをなくして、自分にあった英語の勉強法を探していきたい。
今回Saoriさんにご紹介頂いた話は、学校以来英語から離れてしまった人には耳が痛い話ですよね。もし外国に行く前に英語を勉強したい人は、オンライン英会話で簡単なレベルから進めると良いと思います。毎日レッスンを受けても6,000円前後のところもあるのでオススメです。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
オンライン英会話は無料体験があるところが多いので数社無料体験しているだけでも英語にたくさん触れられるかも。
また、文法をサラッと復習したい人はこちらの記事も参考になりますよ。
コメントを残す