最近では世界中で日本食がブームになり、海外へ行っても日本料理店を目にする機会が増えました。
「食事」は、国を問わず全ての生き物に共通するもので、「料理」は世界共通の話題になります。
英語でレシピや食材などの会話が出来るということは、それだけでひとつのコミュニケーションツールとなるのです。
息抜きも兼ねて、英語のレシピサイトを利用して料理を作ってみましょう!料理のついでに英語の勉強もできて、なんだかお得ですね!
英語の料理レシピはどこで見られる?
まずは、どこで英語の料理レシピを見るのかを決めましょう!
今回は無料で見られて、初めてでも簡単に操作出来るレシピサイトを3つ紹介します。
日本でも馴染み深い!クックパッド英語版
1つ目は日本でお馴染みのクックパッドです。
クックパッドは、世界が日本食に注目し始めたことをきっかけに、レシピを英語に翻訳して世界中から閲覧できるようにしました。
日本のクックパッドと同様の操作方法なので、分からない単語があっても簡単に操作することが出来ます。
カテゴリーやキーワードで料理を検索できるので、探したいレシピを簡単に見つけることが出来ます。
和食料理だから分かりやすい!NO RECIPES
こちらのサイトは、日本食を英語で紹介しています。
見慣れた料理を見慣れた料理方法で紹介してくれるので、英語初心者でも分かりやすいのではないでしょうか?
食材名や調理方法など、料理の基礎の単語を覚えるのに最適です。
また、写真と文章以外にも、動画でレシピを紹介しているので、リーディングもリスニングも鍛えることが出来ます。
種類がたくさん!YouTube
YouTubeでは、たくさんの方がレシピ動画を公開しています。
英語が分からなくても、見ていればなんとなく理解できるような簡単な家庭レシピから、本格的なシェフが紹介するレシピまで幅広く見ることが出来ます。
たくさんのチャンネルの中から、あなた好みのチャンネルを探してみてはいかがでしょうか?
様々な国のレシピが見れるので、料理好きな方には楽しいコンテンツがたくさん見つかりますよ!
意外と知らない!実は和製英語だった食材名
こうして英語のレシピを見ていると、英語だと思っていた食材名が実は和製英語だった!という発見も意外とあります。
海外に行った時に、誤って使用しないようにこの機に正しい英語を身に着けておきましょう。
野菜編
まずは、勘違いしやすい野菜の和製英語です。
- ピーマン
ピーマンは和製英語になります。
アメリカで「ピーマン」と言ってしまうと、Pee(おしっこ) Man(男)と勘違いされてしまう可能性があります。恥ずかしいですね・・・。
正解は、green pepperもしくはbell pepperとなります。
また、パプリカも和製英語に当たり、正しくはYellow Pepper(黄パプリカ)・Red Pepper(赤パプリカ)となります。
- サニーレタス
レタスはlettuceなので問題ありませんが、サニーレタスに限っては和製英語になります。
サニーレタスを英語にすると、red leaf lettuceまたはred-tip leaf lettuceになります。
サニーレタスとは、日本独自の商品名のようなものです。
フルーツ編
- パイン
パインと言ってしまうと、松の木のことになってしまいます。
略さずにきちんとpineappleと言わないと正しく伝わりません。
- ラフランス
ラフランスとは洋ナシのことを指しますが、実はこれも英語ではありません。正しい英語では、pearもしくはJapanese pearで伝わります。
ちなみに、ラフランスはフランス語でもありません。むしろ何語でもないようで、なぜ日本でこんな名前が付けられたのかは謎です。
マロンはフランス語に当たり、英語ではchestnutとなります
その他、食べ物に関する和製英語
- フライドポテト
海外でフライドポテトと注文すると、角切りであったり輪切りであったり、もしくは丸ごと素揚げのイモが出てくる可能性があります。
あなたがイメージしている、細切りのポテトを注文したい場合はfrench friesと言いましょう。
- アメリカンドック
アメリカンドックも和製英語で、英語ではcorn dogといいます。
なぜコーンなのかというと、衣にとうもろこし粉が使われていることが理由なんだそうです。
もしアメリカなどで、「アメリカンドックを食べたい」というと「アメリカの犬を食べたい」と伝わってしまう恐れがあるので、変な人扱いされないためにも覚えておきましょう!
海外に行くと手に入りにくい調味料
日本では当たり前に売られている調味料も、海外ではなかなか手に入らないものがあります。
長期的に海外に行く場合は、お土産としてや自分用に持っていくと役に立ちますよ!
- ワサビ
海外には代用品として、西洋ワサビと言われているホースラディッシュというものがありますが、日本のワサビとは風味が全く違います。
ワサビを栽培出来る場所が、海外にはまだまだ少ないのが理由のようです。
ワサビ独特のツンとした感じは、日本のワサビでないとなかなか味わえないのでぜひ持っていくことをオススメします。
- からし
からしも海外ではなかなか手に入りません。
代用品はマスタードになるかとは思いますが、からしとマスタードでは原材料となる種子が違ううえに、マスタードはお酢などの調味料が混ざっているため、からしよりマイルドな仕上がりとなっています。
- だし
だしやめんつゆなど、これひとつで簡単に和食の味を再現できるものも、海外では手に入れづらいものになります。
海外でもだしはありますが、味が強く厚みがあります。
日本のだしのようにスッキリとした旨味のあるだしは、海外ではなかなか味わえないので持っていくと役に立ちます。
- 味噌
海外に行くと、味が濃いものが多かったり外食が増えお酒が進む事も多く、そういった時にはやはり「お味噌汁が欲しい!」と感じますよね。
お味噌があれば、お味噌汁としてだけではなく調味料としても使えるので、ぜひ持っていきたい一品です。
海外でも大きい都市では、日本の調味料や食材を取り扱う「日本雑貨店」や中国や韓国の食材も一緒に取り扱う「アジアン雑貨店」があれば日本の調味料類が手に入ることもあります。
ただ、外国向けに味が違っていたり、そもそも日本製じゃなかったりして味が違うことや値段が高いこともあります。
日本から持参すればお土産としても喜ばれますよ!
機内持ち込みすると「液体物」とみなされて没収されることもありますので注意してくださいね。
僕はマレーシアの空港で乗り換え時、荷物検査で未開封のマヨネーズを没収されたことがあります。日本を出る時は問題なかったのに・・・( ;∀;)
料理で広げるコミュニケーション
料理の話が英語で出来るようになると、海外に行った時にはコミュニケーションツールとして活用できます。
どんな相手に対しても、食事の話題であれば共有することが出来るからです。
特に海外で日本食がブームになってからは、日本特有の味付けや調理方法に興味がある人も多いので、作り方を教えてあげると喜んで貰える事も多いですよ!
いきなり、知らない人と友達になるのは難しいかもしれませんが、一緒に食事を取ることでグッとお互いの距離を縮めることができます。
まとめ
今回は勉強に疲れてしまった時の息抜きも兼ねて、さらに英語力を磨く方法として、料理をしながら英語を学べる方法を紹介しました。
- 英語のレシピで、料理しながら基礎英語を学べる
- 意外と多い和製英語に気付き、正しい単語を知ることが出来る
- コミュニケーションツールとしても活用出来る
- なにより、楽しく作って楽しく食べられる!
勉強っていう意識がなくてもタメになる知識が身につく上に、料理の腕前も上達すれば一石二鳥ですね。
そうだ!料理を作りながら、ついでに英語の勉強は出来ないのかな?